こんにちは

伊丹格安車検ドットコム、担当小林です。

本日はイギリスの車検事情についてお話したいと思います。

英国の車検は新車は最初の3年間は免除で、4年目から毎年受けねばなりません。
車検はMOT と呼ばれ、これはMinistry of Transport 運輸省の略です。
まず、車検の管轄局であるDVLA(Driver and Vehicle Licensing Agency)から車の所有者に車検通知書が期限の2ヶ月前に郵送されて来ます。期限切れを避けるべく、早めにその通知書を持って公認のGarage(自動車整備専門店)に車を持ち込み車両検査を受けます。Garage では、ハンドル、ブレーキ、車体、ガソリンタンク、ランプ類等のチェックと更に排気ガス試験を行います。チェックの結果、指摘事項が無ければ車検証がその場で発行されます。この後は、インターネットでDVLAにアクセスし必要事項を入力して、自動車税の納税手続きを済ませ、それから、2~3日後にDVLAから郵送されて来るTax Discと呼ばれる円形のシール(自動車税納税済証明)をフロンドガラスに貼り付け終了となります。  

例えば朝8時にGarageに車を持ち込むと、一時間ほどで終了し、費用はだいたい£54(約¥6,500)。
英国のGarageの看板には良く”While You Wait”と書かれています。これは車検を”待っている間に行う”と言うもので、今回も日本に比べてビックリする早さで車検証が取得でき、しかも費用も格安です。
この車検システムは、車の登録ナンバーをベースに車検業務の管轄と自動車税を徴収するDVLA、車検を実施するGarage、損害保険証書を発行する保険会社がオンラインで接続され、車の車検情報を共有しており、車検証と自動車税納税済証明の発行業務が迅速に行われています。また、パソコンを持っていない方は最寄りの郵便局で登録ナンバーを申告するだけで、郵便局で車検の一連の情報がオンラインで確認された後に、自動車税を支払えばその場で、Tax Disc (自動車税納税済証明)を入手することも出来ます。
日本の車検は、車を持ち込んだ整備工場が所有者に代わって、全ての車検取得業を行なってくれるので、その分だけ割高になっているかもしれませんね。 
DVLAのもう一つの業務に、運転免許証発行業務があります。イギの運転免許証は1988年に日本の免許証の様に写真付きに切り替わっています。写真付免許証は10年毎の更新で、今はオンラインでの更新が可能となっています。しかし、1988年以前の古い免許証は紙で写真は無く、サイン入です。この古い免許証は発行してから70歳の誕生日までが有効期限で、それまで更新は一切ありません。もちろん新しい写真付免許証に変更は可能です。イギリスで運転免許証を持っている人の約半数はまだ古い免許証だと思います。
もちろん、10年毎の更新や免許証の紛失や盗難による再発行、70歳到達時点での健康診断書添付での更新等の業務は必要ですが、それでも運転免許証所有者一人当たりの更新業務に携わる公務員数は日本よりは少なく、歳費削減に貢献しているのではないかと思えてなりません。  

車検業務もそうですが、イギリスはITを駆使してのシステムの構築や、それを果敢に実行に移しシステムが生み出す恩恵を国民が享受できる仕組み作りに長けている様です。この様な仕組みがイギリスに出来て、日本でなぜ出来ないのか、不思議です。